【みやち】やぁみんな!イクメンライフ送ってる!?
【パパさん】おぉん?何がイクメンじゃい!男性でも自分の子供の育児は当たり前なんだから、イクメンって言葉おかしいやろ!?
【ママさん】私なんかワンオペ育児なのに、イク女(いくじょ)なんて呼んでもらったことねぇけど??イクメンって呼ばれていい気になってんじゃねぇぞ?コラァ
【みやち】ひ、ひぃぃぃ!ごめんなひぁい!!
ということで、世の中には『イクメン』という言葉に対して嫌悪感を持っている人がたくさんいるようです。
でも私は「イクメンよ、もっと広まれッ!」と思っています。
イクメンとは何か…?なぜイクメンが広がったほうがいいのか…?
今回はそんな『イクメン』という言葉に対しての持論をデータを用いて、つらつらとしたためようと思います。
あくまで持論なので、反対意見の人もあるかとは思いますが、ぜひ最後までお付き合いください!
- イクメンとは?
- 世のイクメン反対意見
- 男性の子育てに関するデータ
- まだイクメンは当たり前じゃない
- イクメンよもっと広まれッ!
- もっと浸透して消滅しろ
- テメェだけは許せねぇ!
- 家族のあり方は千差万別
- 最後に
イクメンとは?
そもそもイクメンとはなんぞや?って人に、まずはイクメンのご紹介を。
『イクメン』とは『子育てするメンズ(男性)』の略語です。
単純に育児中の男性というよりはむしろ「育児休暇を申請する」「育児を趣味と言ってはばからない」など、積極的に子育てを楽しみ、自らも成長する男性を指す。
実際には、育児に積極的に参加できていなくても、将来的にそうありたいと願う男性も含まれます。
2010年に長妻昭労働大臣が少子化打開の一助として「イクメンという言葉を流行らせたい」と国会で発言し、男性の子育て参加や育児休業取得促進などを目的とした「イクメンプロジェクト」を始動させたのをきっかけに、同語は一気に浸透しました。
【みやち】子育てする男性っていう直接的な意味ではなくて、『積極的•率先的に育児に参加する男性』って意味だね!
【嫁】うーん、でもイクメンって最近はもっとハードルが低く使われてるよね?
世のイクメン反対意見
ここで、SNSやネットで見かけたイクメン反対意見を紹介するよ!
①:イクメンという言葉に違和感があります。 こういう言葉が生まれたこと自体、憂うことじゃないかと思う。 自分の子供なんだから育てるのは当たり前。積極的に子供と関わるのも自然。
②:ちょっとおむつ代えただけで「俺ってイクメン」。少しの間子供を見てただけで「俺ってイクメン」。今は「イクメン」という言葉は嫌いです。
③:賞賛されるどころか、むしろ「中途半端な育児や家事への関わり」を揶揄しているようにすら感じます。
④:芸能人の男性が子供を連れて歩いてるだけで、「イクメンぶりが発揮されてる」とか。そんなに今は流行語に飢えてるんですかね。
⑤:土日祝日しかオムツ交換したことがない『自称イクメン』の頭をスリッパで思いっきり引っぱたきたい。
怖っ!!
まぁ、みなさんの言いたい事は分かります。
『自分の子供なんだから男性でも子育てするのは当たり前』
ってことですよね!
ちなみにここから『イクメン』という言葉を擁護していきますが、
私も「自分の子供だから育児をするのは当たり前」という考えではあります。
そこはハッキリさせた上でお読みください☆
じゃー、次にこんなデータを見てもらおうかな!
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男性の子育てに関するデータ
これは男女別に見た、家事•育児の比率です。
日本の男性は、世界的に『家事•育児関連時間』が非常に低く1日あたり83分となっています。
育児時間に関してはフランスよりも多い49分ですが、これは海外では女性が社会に出て働く人が多くベビーシッターなどの普及もあり、男女合わせての育児時間が短いのが要因となっています。
実際に男女合計の国別育児合計時間を見てみましょう!
男女合算の国別育児合計時間
日本:274分 内男性49分 男性の育児割合17%
アメリカ:218分 内男性140分 男性の育児割合64%
イギリス:202分 内男性60分 男性の育児割合29%
フランス:157分 内男性40分 男性の育児割合25%
ドイツ:197分 内男性59分 男性の育児割合30%
スウェーデン:197分 内男性67分 男性の育児割合34%
ノルウェー:210分 内男性73分 男性の育児割合34%
これを見てもらうと、日本の男性の育児に対する割合が非常に低いことが分かります。
一応『家事•育児関連時間』合算の割合も見てみましょう!
男女合算の国別『家事•育児関連時間』合計時間
日本:537分 内男性83分 男性の割合15%
アメリカ:530分 内男性190分 男性の割合35%
イギリス:535分 内男性166分 男性の割合31%
フランス:499分 内男性150分 男性の割合30%
ドイツ:551分 内男性180分 男性の割合32%
スウェーデン:530分 内男性201分 男性の割合38%
ノルウェー:518分 内男性192分 男性の割合37%
さすが世界一男性が家事をしない国、日本!!
さらに残念な結果に…
このように、いまだ家事や育児をする男性は他国と比較しても少数派となっています。
なにが言いたいかというと…
まだイクメンは当たり前じゃないんや!!
まだイクメンは当たり前じゃない
みなさんのイクメンを毛嫌いする声で多かったのは、
「自分の子供なんだから育児をするのは当たり前」というもの。
でも前記のデータを見てもらえれば分かると思いますが、
日本では男性が育児をするのはまだ当たり前にはなっていません。
確かにちゃんと育児休暇をとって、育児に協力的な男性はいます。
でも、それは少数派ということを認知しておかなければいけません。
そもそも「自分の子供なんだから育児をするのは当たり前」と言える人は、実際にイクメンな男性か、もしくはイクメンな夫をもつ女性、または子供がいない人だと思います。
でも、周りをよく見てください。
育児を専業主婦目線でやっている男性なんかほぼいません。
『家、外を問わずオムツを何も言わず替えてくれる』『幼児を夫のみで寝かしつけれる』『離乳食を作る』『幼児のお風呂を一人で入れれる』『お出かけの準備ができる』
こんな旦那さんはいますか??
まぁ、そうそういねぇわな。
はっきり言って、これが普通にできる男性はほぼいないでしょう。
これが出来てはじめて『イクメン』と言うと私は思っています。
それを踏まえてハッキリ言うぜ…!俺はイクメンだぁ!!
こいつ…自分から言いやがった!さすがみやち!そこにシビれる!あこがれるゥ!
専業主夫である私にとっては普通のこと!!
※普段自分からイクメンって言うことはないのでお許しを…笑
自分から宣言するのはナンセンスとして、本当に『イクメン』という言葉はなくなった方がいいのでしょうか…?
ここからは私の持論を交えて『イクメン』の良さを紹介していきます。
イクメンよもっと広まれッ!
まず始めに記載した
長労働大臣が少子化打開の一助として「イクメンという言葉を流行らせたい」と国会で発言し、男性の子育て参加や育児休業取得促進などを目的とした「イクメンプロジェクト」を始動させた。
これ。
この頃にイケメンをもじった『イクメン』という言葉が広まったのですが、これによって男性の育児参加に対する意識が徐々に変わってきました。
それまでの「女性は家で家事•育児をし、男性は外で稼ぐ」という考え方は古いとされ、女性も働き、男性も家事育児をするという意識がついてきました。
まぁ、今でもそのような考えをしている人は多いですが…汗
しかしイクメンプロジェクトで男性の育児参加や、男性の育児休暇取得について会社が考えてくれるようになったのも事実。
『イクメン』という言葉が浸透すればするほど、社会では男性も育児をするのが当たり前という考えになり、古い考えの人の意識も徐々に変わっていくでしょう。
ではまだ『男性が育児をすることが当たり前になってない』現状で、イクメンという言葉がなくなったらどうなると思いますか??
きっと育児に積極的ではない男性は、
「お!最近イクメンって聞かなくなたな。やっぱり男性も積極的に育児するなんて都市伝説じゃん!今まで通りでいいんじゃん」と思うんじゃないでしょうか。
社会がやっと男性の育児参加に徐々に協力的になっているのに、今の現状で満足して『イクメン』という言葉をなくしていいんですか…??
それは逆に『男性も育児をするのが当たり前』という意識になるのを遅らせてしまう気がしませんか?
私はします。
今現在も旦那さんが育児に協力的ではなく、苦しんでいる奥さんがいると思います。
その人たちのためにも、絶対に『当たり前』にするべきなのです。
そしてそれが当たり前になれば女性の家事育児の負担は少なくなりますし、それにより女性の社会進出にも一役買ってくれると思います。
それほどイクメンという言葉は、男性や社会の育児観を変える良い機会になっているのでは?と考えています。
だからこそもっと広まれ!!
言いたいことは分からんでもない。男性の育児参加の浸透ために、もっと『イクメン』という言葉を利用して酷使するってことだね!
ちょっと言葉のチョイスは悪いけど、まぁそういうことかな…?
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もっと浸透して消滅しろ
「広まれっ!!」と言っておいてなんですが、
広まって広まって浸透して浸透して、そして消滅しろと思っています。
言うなればイクメンが当たり前になって『死語』になって欲しいと思っています。
まだ当たり前じゃないから、イクメンを使うのであって
男性も育児に参加することが当たり前になれば、自然にイクメンという言葉はなくなるでしょう。
私はそうあってほしいと思っています。
始めにも言いましたが、私も「自分の子供だから育児をするのは当たり前」という考えではあります。
『イクメン』という言葉に違和感も感じることもあります。
でもその「自分の子供だから育児をするのは当たり前」が現実になるまで、『イクメン』という言葉を浸透させる必要があると考えています。
そしてイクメンが普通になって、消滅しろ!!
テメェだけは許せねぇ!
ただ許せないことがあります。
それは…
自称イクメン野郎だぁぁぁぁあああーーー!!
(あれ?さっき自分のことイクメンって言ってなかったっけ…?)
いや、あれは勢いで…普段は自分では言ってないよ!マジで!!
!!(こいつ頭の中の考えを読んでる…!!)
イクメンという言葉が嫌いな大多数は、
「男性も育児をするのは当たり前だから」でしたが、次に多かったのが「ちょっと手伝ったくらいで自称イクメン面」です。
自称イクメンは見ていて耐えれません。
なぜなら、イクメンは「男性も育児をするのは当たり前」と思っているので、自分からイクメンなんて宣言しません。
イクメンと宣言した時点で、その人はもうイクメンではなくなるんです。
盛大なブーメランだけどいいのか?
いや、だからブログの勢いで…!ごめんなさい!!
そして母親は当たり前のように育児をしています。
でもそれが当たり前と思われているので誰からも褒めてもらえませんし、「イク女(イクジョ)」なんて言葉もありません。
そんなこんなで、自称イクメンは女性をイラッとさせてしまいます。
むしろガチイクメンの人たちもイラッとさせます。
あなたが自称イクメンを名乗っても得する人はいないということです。
みんなイラッとします。笑
黙って誰かに「イクメンだねぇ」と言われるのを待ち、
言われたらニヤける顔を抑えて「いえ、嫁に比べたらまだまだです。もっと勉強しなきゃですね!」とか言っといてください。笑
それくらい謙虚な気持ちで育児してください。
中にはこんな意見も
①:良いじゃん、おだてておけば使い勝手が良くなるんだから(笑)
②:ヨイショしてうまくコントロールしてやって貰う為のイクメンでしょ。イクメンって言葉でやってくれるなら、それはそれで良いのでは?
③:「イクメン」の言葉の目的は馬の人参と一緒。
そう、『イクメン』という言葉をうまく使って男性をコントロールしようとする勢力が…!!
女性がヨイショの方法として使用する場合もあるみたいですね。
まぁ、確かに男性は頭がお花畑の人が多く、おだてておけば機嫌良くやってくれる場合があります。笑
褒められて伸びるタイプには、効果テキメン!!
ようは使い方だな!
こういうの見ると女性って賢いなぁ…って思うよね!笑
家族のあり方は千差万別
イクメンが浸透して、『男性も育児をするのが当たり前になる』ことは大切なことです。
でも、忘れないでほしいことがあります。
『育児分担が少ない』=『悪』ではないことを。
というのも、夫婦のありかたは千差万別です。
『男性がしっかり稼いで、女性が家事育児をする』という役割分担も確かにあり、ここに関しては夫婦間で「それで良し」とするならそれで良いんです。
女性側が「旦那は家事育児せず、しっかり稼いで欲しい」と思っており、男性もそれに賛成であれば、その夫婦はそれでいいんですよ。
周りがとやかく言う必要はありません。
だって考えてみてください。
大黒柱である男性が育休をとることによって、収入は2/3(67%)になります。
30万の収入がある人は、約20万まで収入が落ちてしまうんです。
そりゃ、貯金がたくさんある人や収入が下がっても生活水準が下がらない人は良いとは思いますが、大多数が家計にダメージが出るでしょう。
また、家事育児に協力しすぎたせいで体調を崩して仕事に支障が出るということも考えられます…
そういった事情から「男性にはしっかり稼いできてほしい」と考える女性もいるんです。
なので、もしイクメンが当たり前になった時に
周りの夫婦に『男性が家事育児をしない家庭』があっても、夫婦がそれで良しとしているなら、そっとしておいてあげてほしいのです。
もちろん女性が稼いで、男性が専業主夫になるのもOK!!
夫婦の役割分担がしっかりしている家庭なら、育児をしない男性がいてもええんやで!周りがとやかく言うんやない!
急に何キャラ!?
家庭のありかたは夫婦それぞれ。
夫婦間で不満がないなら、『育児をしない=悪』ではない。
これだけはお忘れなく!!
最後に
今回は『イクメン』についての私の持論を述べさせていただきました!
まぁ、早く言えばもっとイクメンを浸透させて『育児に積極的な男性を増やそう』ということです。
それまでどうか
『イクメンという言葉』=『悪』 というイメージをつけて、イクメンを無くさないでください…
普及して死語になるまで待ちましょ!ねっ?
ではでは!
おばあちゃんの一言コメント
時代は変わり、人の考えも変わる。そう遠くない未来に「当たり前」になる日がくるじゃろう。にしても、わしらの頃にも『イクメン』って言葉ほしかったのぉ〜。本当にうらやましいわい…。