みなさん、防災グッズはお持ちでしょうか?
私も震災のニュースを見るたび、防災グッズの必要性をひしひしと感じています。
ただ、ネットで調べると結構適当なことを書いている人が居ます。
確かにあればいつか使う機会があるかもしれないけど、使わなければそれは荷物になりお金の無駄にもなりますよね…
私が経験者から得た情報では、必要な物だけ準備しておき、足りない物は震災後に購入するのがベストということでした。
今回は実際に経験した方から、「何が不便だったか?」「本当に必要なものは?」「あって便利だったものは?」というのを掘り下げて、私なりの防災グッズ7選をご紹介します。
食料の備蓄はオススメしない?
「防災の準備をしよう!」と考えた時に、一番最初に思いつくのが食料の備蓄ではないでしょうか。
ではみなさん、備蓄ってどういった場合に必要になるか考えた事はありますか?
それはズバリ、「数日間食料が確保出来ない」ときです。
では、数日間食料が確保できない場合とはどのような状況でしょうか??
それはズバリ、「家から出れない」「ライフラインが復旧しない」ときです。
では、実際にそのようなケースはあるのでしょうか?
まず”家から出られない場合”ですが、台風の時なら考えられます。
しかし、地震のときに家から出られないというのは考えにくいです。むしろ家から出て、避難することの方が多いのではないでしょうか??避難地区であれば家に戻れないので、「家の備蓄」は役に立ちません。熊本地震では、数週間家に戻れなかった人もいるようですね。
在宅避難の場合も、”全く家から出られない”なんてことはありません。震災後から買い物に行けるので、備蓄の重要性は低いと考えられます。
次に”ライフラインが復旧しない”ですが、どれだけ被害が大きくても都心部なら3日もすれば支援物資が届きます。また震災当日からスーパーやコンビニは開いているケースがほとんどなんです。2016年の熊本地震でも、コンビニは震災直後から駐車場で路上販売してくれていました。
よって食料を全く手に入れられないというのは考えにくいです。
【みやち】しかーし!ここで注意点
上記は”都心部”の話です。周りにスーパーやコンビニのない田舎に住んでいる方や、山の方に住んでいて周りに他の家がない方は注意が必要です。
ライフラインが復旧するのに時間がかかったり、地盤がゆるめば外出できなくなる可能性もあるので、こういった方の備蓄の重要性は高いですね!
勘違いしないで欲しい事
「備えあれば憂いなし」という言葉もある通り、食料備蓄は無駄なことではありません!あればもちろん困ることはないでしょう。ただし十分なスペースが必要なことと、数年で全て買い替える必要があります。
今回は震災後でも用意出来る「食料」よりも、震災後すぐに必要になる防災グッズの重要性を考え、防災グッズをオススメしています。
家にスペースと、金銭的に余裕のある方は是非「食料の備蓄」もご利用ください。
被災で実際に困った事は?
【嫁】なら実際に困った事はなんだろう?
【みやち】被災した人たちから情報を集めたよ!
①情報が入らない
被災中は情報源がないことがトラブルに繋がるケースもあります。
テレビ・ラジオがない場合は、新聞の号外で情報を得るしかありません。
避難所でも各家族ごとでコミュニケーションをとったり、自力で調べない限り、いま何が起きているのか分からない状態に…なんてこともあるみたいです。
情報が入らなかったり、又聞きした内容の信憑性がなければ余計に不安を煽ってしまいます。
【嫁】なら携帯で情報を得ればいいんじゃない?
被災している場合は電気がダメになっているケースが多く、スマホは役に立たないことが多いです。また、充電が残っている場合も情報収集ではなく、安否確認で使ったほうがいいですね。
②電気/水道/ガスが使えない
上記の通り、被災中は電気やガスが使えなくなるケースがほとんどです。
熊本地震の場合は、
◆電気:1週間で全復旧
◆水道:1週間〜でほぼ復旧
◆ガス:2週間〜でほぼ復旧
だいたいこのような流れでした。
電気が使えなければ携帯や電化製品などは使えませんし、水道がなければ水洗トイレや洗濯や入浴もできません。
ガスが使えなければ食材に火を通すことができませんし、お湯も出ませんね!
③衛生面
上記にもありますが、水道が使えなくなります。
各自飲む用の水は確保できるようですが、”体を洗う”ためには多くの水が必要なため、なかなかお風呂に入れません。
特に女性は匂いやベタつきを気にする人も多く、衛生面での不満が出る事もしばしば…
また、手を洗うのも制限して水を節約する人も多かったと聞きます。
この事から、ドライシャンプーやドライボディーソープの必要性が考えられます。
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おすすめ防災グッズ7選
上記のことから、実際に震災時に役立つ防災グッズを紹介します!
①ラジオ
ソニー SONY ハンディーポータブルラジオ ICF-P36 : FM/AM/ワイドFM対応 横置き型 ブラック ICF-P36 B
まずはラジオ!
液晶ディスプレイが付いているようなハイテクな物もありますが、簡単な作りのもので、誰でも操作出来るのが好ましいです。電池の保ちもいいですしね!
持ち運びするので、なるべく小さく重くないものをチョイスしましょう。
②懐中電灯
LUMINTOP Tool AA 懐中電灯 LED ハンディライト 小型 超軽量 IPX8 防水 耐衝撃1.5M 防災 作業 マグネットテール付属 単三/14500電池対応 【五年保証】
みなさんの思っている懐中電灯とは少し違いますかね…?
大きい懐中電灯は荷物になりますが、これはすごーく小さいです!しかも防水、耐衝撃
もあり、LEDなので電池切れの心配もありません。
「小さいなら明るさが心配なんだけど…」と思われる方もいると思いますが、最大照射距離は110mもあり明るさも十分です。
③充電器
これも重要!
Amazonでもベストセラーになっており、ほぼ全てのスマホに使用できるのが特徴です。大切な人への連絡にはスマホは欠かせません。絶対に購入することをオススメします。
また、経年劣化や不良がある場合も考えられるので、2個持っておくのが良いかと思います。
④衛生用品
◆ドライシャンプー/ドライボディーソープ
◆除菌ジェル
◆ウェットテッシュ
◆簡易トイレ
特に女性の方は、この4種類は準備しておくのがベスト!
お風呂に入れない不快感が少しでも和らぎますし、水が使えないことで半日以上トイレにいけなかった人もいるようなので、簡易トイレも準備しておきましょう!
⑤カセットコンロ&ボンベ
イワタニ カセットフー 達人スリム 【うす型コンロ / 高さ74mm】 CB-AS-1
ガスは一番復旧が遅く、2週間以上かかります。
炊き出しなどはありますが、なかなか調理をした料理は食べる事が難しいです。
ただし、カセットコンロがあれば”野菜”や”お肉”を買って調理する事も出来、食料の幅が広がります。
ぜひ、一家に一台は欲しいですね。
⑥水
[2CS] 志布志の自然水 非常災害備蓄用 (2L PET×6本)×2箱 (5年保存水)
【女性】あれ?貯蓄はオススメしないんじゃなかった?
【みやち】いや、水は別なんだ。
「1人1日3リットル×3日=9リットル」が目安と言われており、水はあればあるほど便利です。
震災後は水の買い占めもあり、なかなか手に入りにくいみたいです。
家に少しの貯蓄スペースがあるなら、まず”水”を貯蓄しましょう!3人家族であれば、最低でも数日分18リットルは用意しておくのが好ましいですね。
⑦現金
【嫁】現金って!
【みやち】グッズではないね。笑
”防災グッズ”ではないですが、「現金」は一番重要です。
みなさん、現在ご自宅に「現金」はいくらありますか??というのも、震災後はATMは使えません。銀行もです。さらにお店ではクレジットカードは使えません。電気通ってないですからね…汗
この電気が復旧する1週間は全て現金で購入しなくてはいけません。
食料、水、生活必要品などを全て揃えようと思うと、1週間で最低でも3〜5万円は必要になるでしょう。財布の中に数千〜数万円あるとして、それとは別で3万円は自宅に用意しておきましょう!
ただし、家が古かったり水辺の近くの家の方は避難所での生活をしなくてはいけない可能性があります。その場合は、もっと多くの現金が必要です。自分の家や周辺の状況をよく考えて準備しておくお金を決めましょう。
【みやち】これ意外と知らない人多いです!お気を付けを
もちろん震災用なので、日々の生活費として使ってはいけませんよ!笑
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防災バッグを準備しよう!
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ある程度必要なものが分かったら、防災バッグを準備しましょう!
持ち運びのしやすいリュックがオススメですね!画像のものはシンプルで防水機能もあります☆
また、防災バッグの置き場所はすぐに手に出来る所がいいです。間違っても押し入れなんかに入れないでください。
地震がおきたらすぐに手に取って外へ出るためです。
おすすめの置き場所は、玄関ですね。ここであれば、震災がおきてもサッと手に取って家を出る事ができます。
結局何を準備すればいい?
バッグに入れておくもの
◆現金(3万円以上)
◆ソーラー充電器×2
◆ラジオ
◆懐中電灯
◆電池(ラジオ/懐中電灯用)
◆ドライシャンプー/ドライボディーソープ
◆除菌ジェル
◆ウェットテッシュ
◆水500ml×2本
◆軍手
◆ホイッスル
◆医療品(薬や絆創膏など)
◆免許証/保険証のコピー
◆生理用品
最低でも上記の物は入れましょう!
大きめのリュックの場合はまだ余裕があると思いますので、自分に必要になりそうなものをプラスしましょう!
ただし、パンパンになるまで詰め込むと携帯性がなくなり、移動にとても疲れます。重量もほどほどにするのがベストです。
家に常備させておくもの
◆水18リットル以上
◆簡易トイレ(約10回分)
◆カセットコンロ&ボンベ約6本
避難所に行かない場合は、コンビニやスーパーで必要なものを揃えれますので、最低限これを準備しておけば安心です。
あとはリュック内のグッズと合わせて、ある程度生活できるでしょう。
ただ、”備蓄戸”がある場合や、お金に余裕が有れば食料の備蓄も行えばより安心です。
まとめ
震災で兎に角必要なのは「現金」です。
これがあるとないでは、震災後の生活がかなり変わってきます。
現金があればある程度、コンビニやスーパーで自分で好きなものを購入できますが、現金がなければ支援物資を待つしかありません。
このことから、
「現金」がかなーり重要です。
そして、震災直後から必要になる「防災グッズ」
重要度が一番低いのが「備蓄」です。
「防災グッズ」=「現金」>「食料(備蓄)」
こんな感じですね!
ただし、”食料の備蓄はオススメしない?”の項目にも書いていますが、山に住んでいたり都心部ではない田舎の方は食料の重要性が高くなってきます。
そういった方の重要度は、
「防災グッズ」=「食料(備蓄)」>「現金」
こんな感じになると思います。
お金があっても買えないですしね!
震災や災害はもちろんない方がいいですが、いずれはあなたの身にも起こってしまうことが考えられます。
その時のために少しでも準備しておけば、絶対に役に立ちます!
私の記事が少しでもみなさんの参考になることを願います。
ではでは!