みなさん豆腐を手作りしたことはありますか?
今はクックパッドにもレシピが並び、「豆乳から作ったよ!」という方も多いと思います。
ただ、今回私が挑戦するのは”大豆から作る豆腐”です!
「えっ…大豆からって難しそう…」
と思われる、そこのアナタ!安心してください。
豆腐作りが初めてである私でも、ちゃんと豆腐が出来ました!!
嫁の親からは
「え?初めては豆乳からじゃない??大丈夫なの?」と心配されましたが、
こちとら”カタチから入る派”です。笑
手作り豆腐が作りたいんじゃ!
となったら欲求は止められません。いざクッキング!!
- ちなみに
- 材料
- 使う道具
- 豆腐作り
- ①大豆を水につける
- ②ミキサーにかける
- ③鍋で煮ます
- ④漉す
- ⑤型の準備
- ⑥にがりの準備
- ⑦豆乳を75℃になるまで温める
- ⑧にがりを入れる
- ⑨蓋をしめて待つ
- ⑩型に入れる
- ⑪完成!
- いざ実食!!
- まとめ
ちなみに
1年くらい前から漠然と「豆腐屋やりてーなー」と思い始めました。
近年スーパーでも美味しい豆腐が買えるようになり、昔ながらの豆腐屋は無くなってきているのが現状…
ただ、全国の美味しい豆腐を販売するアンテナショップのようなお店を作りたいなーと。
そこで自分が作った豆腐も販売する。
なんて素敵なお店…!!
そんなこんなで、豆腐に魅了されつつある私が
この暇な時期(ニート)を利用し、豆腐を作ってみる事に!
夢への第一歩です。
材料
◆乾燥大豆 250g
◆にがり 20ml
◆軟水(浸け用) 900ml
◆軟水(煮る用) 1400ml
◆軟水(にがりを薄める用) 50ml
使うのはたったこれだけ!
※軟水は合計で2350ml使用します。
大豆は乾燥大豆を使用します。
レシピを見た時に、生の大豆を使うのか、乾燥大豆を使うのか分からず「?」となってしまいました。笑
ポイント
①軟水を使う
硬水は豆腐作りには向いていません。ミネラルウォーターの「軟水」を選びましょう!
硬水でも出来ますが、「軟水」の方が美味しくできるみたいです!
②にがりの種類
にがりの成分を確認して買いましょう!商品の裏面に書いてます。
今回使った「伊達のにがり」の成分は、
100mlあたりマグネシウム5600mg、ナトリウム2000mg、カリウム1700mg。
この成分が少ないと、豆腐が固まりません。
成分が多い物は、意外とスーパーに置いてなかったりします…何件か回るのも良いですが、ネットで購入も便利ですね!
にがりの成分が少ない物を使用するときは、使用量を多くすると固まります。
使う量は3倍4倍〜と物によって違うので、オススメはしません…
▼これは成分が多くて安いです▼
使う道具
今回も100均で揃えました!
◆ボウル
◆ステンレスザル
◆大きめの計量カップ
◆手ぬぐい
◆温度計
◆ザル
今回は四角い豆腐ではなく、このザルを使って豆腐を形成していきます!
ザル豆腐ってやつですね!
あと、100均で買った手ぬぐいが小さすぎて使い物になりませんでした…
30cm×30cmなのでそりゃ小さいですね。。
ガーゼ生地なら適しているので、60cm×60cm以上の大きい物を選びましょう!!
あと、編み目が大きい物を選ぶと”おから”が隙間から出てきてしまう恐れがあります。
編み目が小さいのを選ぶか、ガーゼを二重にて使用しましょう!
▼こんな商品もあります▼
材料、器具も揃ったのでさっそく作っていきます!
豆腐作り
①大豆を水につける
大豆を水道水で洗います!米を研ぐように3回くらい水をかえてください。
その後、水900mlに大豆250gを入れ、そのまま6時間〜8時間置きます。
冬場は12時間以上置いた方がいいみたい。
浸け置く時間は長くてもいいので、前日の夜から浸けておくのがいいかもしれませんね!
因に私は、朝10時から浸けて17時には大豆がいい感じになってました。
※5月の比較的暖かい日でした。
②ミキサーにかける
約7時間浸けておいた大豆!
めちゃくちゃ大きくなってますね。だいたい2〜3倍くらいでしょうか。
この時、指で半分に割ってみて「断面が平でデコボコしてない状態」であれば大丈夫です!
割ってみて断面がデコボコしている場合は、もう少し浸けておきましょう!
3回に分けてミキサーにかけていきます。
このとき、浸けていた水も一緒に入れてください!!絶対に水は捨てないでね!!
結構な両があるので、必ず分けてミキサーにかけてください。
そうすることで大豆がしっかり粉砕されます。
全てミキサーにかけました。
この状態を「生呉(なまご)」と言います。
すこーし大豆のツブツブが見えますが、これで大丈夫!このツブツブが”おから”になります。
③鍋で煮ます
まず「軟水1400ml」を大きい鍋で沸騰させます。
水が沸騰したら中火にして、先ほどミキサーにかけた大豆を入れます。
一気に泡が立ちます。
吹きこぼれないように火加減に注意して、10分間煮ます。
その間、ずっと手は止めないでください。
ずーっとかき混ぜます。
▼10分間煮たのがコチラ▼
違いが分からない…笑
しっとりしていた泡が、粗いサラサラした泡に変わります。
火を止めて、上の泡を取り除きます!
そんな神経質にならず、ある程度取り除けば大丈夫です!
スポンサーリンク
④漉す
ボウルにステンレスザルを載せ、その上に手ぬぐいを被せます。
③で煮た”呉”を、手ぬぐいで漉します。
熱々の方が絞りやすいですが、火傷するので冷めてからでも大丈夫です。
もう絞れなくなるくらい絞ってください!
ここで手ぬぐいの縫い目が粗いと、”おから”が布から出てきます。笑
”おから”と”豆乳”に分かれました。
”おから”はハンバーグやコロッケなどにも使えるので、取っておくといいです!
栄養もたっぷりですよ☆
⑤型の準備
今回はザルを型にしました!
100均に四角のカタチになるような型がなかったので…
ザルにそのまま豆腐を入れてもいいのですが、
100均のザルが少し臭かったので、衛生面も考えて布を上に置くことに。笑
こんな感じですね。
ザル豆腐?なのに木綿の痕がつきそうです。笑
⑥にがりの準備
にがり20ml、軟水50mlを混ぜておく。
混ぜる軟水は50℃くらいにしておいた方が良い。
⑦豆乳を75℃になるまで温める
④で絞った豆乳を、75℃になるまで中火で温めます。
この時、温度にムラが出ないように時々かき混ぜてください。
75℃になったら一番小さい弱火にして、75℃をキープします。
すぐに⑧の行程を行います。
⑧にがりを入れる
火を止めて、
⑥で準備した”にがり”を、「2/3程度」木べらに垂らしながらゆっくり入れていく。
豆乳が分離し始め、少し黄色くなります。
上澄みのような透明な黄色になってきたら、次の行程に進みます。
もし”にがり”を入れても変化がなければ、残りの1/3を入れてください。
ポイント
”にがり”を入れて30秒くらいですぐに変化が出てきます。
この行程を早めにしないと豆乳の温度が下がって、豆腐が固まりにくくなります。
2/3”にがり”を入れて変化がなかったら、すぐに1/3入れちゃいましょう!
⑨蓋をしめて待つ
⑧が終わったらすぐに蓋をして、15分待ちます。
この時、火は止めておいてね!
この時間が待ち遠しい…ドキドキ…
⑩型に入れる
鍋を見てもらえば分かると思いますが、めっちゃ固まってます!
このまま、お皿に盛り付ければ「おぼろ豆腐」の出来上がり!
しかし今回は、ザル豆腐にする為にこれを型に入れていきます。
今回の分量で、豆腐一丁分くらいになります。
鍋の豆腐を全て型に入れたら、そのまま待ちます!
約15分!!
今回はザル豆腐なので、特に「重し」を載せる必要はありません。
木綿豆腐を作る場合は、型に入れた後に上に「重し」を置いて固めていきます。
その時は20分くらいおいておきます。
⑪完成!
できてるーーー!!
少し感動です。
木綿豆腐の場合は、この後25分ほど冷水に浸けて”苦み”を抜くのですが、
今回はザル豆腐なのでこの行程はいりません。
盛りつけます
すくって盛りつけ、いい感じに!
いざ実食!!
豆腐を味わう為に、薬味などは入れず醤油を少しだけ垂らして食べました!
まだ少し温かく、豆乳の良い風味がします。
食感はホロホロした感じで、スーパーに売っている物と遜色ありません。
にがりの苦みもなく、良かった!
しかーし!
美味しさはスーパーで買う豆腐とほぼ同じ!!笑
サイトで見た
「やっぱり手作り豆腐は美味しい」
「手作り豆腐を食べたら市販の豆腐は美味しくないと感じる」
というような出来ではなかったです。笑
まぁ、大豆や水にそこまで拘ってないですからね…
ただ、良く言えば「一回目からスーパーと同等の豆腐が作れた」ということ!
初めてがスーパーと同等であれば、伸びしろはかなりあります!!笑
例えれば、高校で初めてサッカーボールに触れた少年が、すぐにスタメン入りするくらいの快挙です!
初めてなのにスタメン…これからの成長が楽しみだ!!
まぁ、それはさておき美味しかったです!笑
嫁は、
思ったより柔らかくて美味しい!初めてってのは分からないくらい
との反応。ザル豆腐にしたのも正解でしたね!
まとめ
ということで、今回は「手作り豆腐」に挑戦してみました!
大豆を水に浸ける時間はかなりかかりますが、それ以降の作業は1時間くらいでした。
「めちゃくちゃ美味しい!」とまではいきませんが、初めて自分で作った豆腐に感動しました。。
おそらくもっと経験を積んで、素材にも拘ればもっともっと美味しくなるはず!!
豆腐屋を夢見て修行するとします…
ではでは、素敵な豆腐ライフを!笑
おばあちゃんの豆知識
豆腐の名は、豆腐発祥地中国から伝わったものじゃ。中国での”腐”の意味・語源は、「液状のものが寄り集まって固形状になった柔らかいもの」「液体でもなく固体でもない様なもの」を指すといわれておるぞ。
▼こんな商品もあります▼
スポンサーリンク